比較の問題
結局、比較の問題なのだ。
美しさに"絶対基準"はない。
"このクラスの中で、いちばん美人なのは誰だ?みたいに、結局はすべて比較の問題なのである。
それに従うならば、早い話が、小顔人種のとなりにだけはぜったい並ばないようにしていれば、大きな顔はまずバレない。
会議や飲み会などで、小顔の同僚のとなりに行かないのはもちろん、小顔の女友達を作らない。
自分より小さい顔の男とはぜったい付き合わないなど、決定的な比較を避ける方法はいくらもある。
ある大きな顔の天才は、誰かと並んで座る時イスを後ろに引いて上半身を小さく見せるクセがついたのネなんて言っていた。
そもそもが、実際の身長よりも何となしに大きく見える人は、やっぱり人より顔が大きめで、何となく小さく見える人は、顔もやっぱり小さめ。
お互い並んで立って背の高さをきちんと比較しない限りは、この"印象"がずっと続くものなのである。
顔だけを見て全体の体の大きさを想像する。
その想像の方が、実際の身長よりも勝ってしまうのがふつうなのである。
人間の目なんて、そんなもの。
だからいくらだって、ごまかせる。
しかも幸いなことに、印象と実際の身長のズレが顔の大小に関係していると気づいている人自体、じつはまだとても少ないのである。
「あれー、君って意外に背が低いんだ。もっと高いかと思った」と言われたら要注意。
そう言われるのは顔が大きい証拠だが、幸い相手はまだそれに気づいていない。
あとは逃げの一手。
まわりの小顔を徹底マーク。
それで一生逃げきれる。
ダメ押しには、爪を長くのばしたり、大きなメガネをかけたりして、"比較"を逆手にとったりするのがよろしいかも。
そんな些細なことですら、顔を小さく見せてくれるくらい、人間の目なんていい加減。
それを利用しない手はないと思うのだが。